多くの人は40代までに、
仕事や人生における一通りのことを経験する
人生100年時代、50歳からはいわば「2周目」になり、
新鮮さや好奇心を失う人も多い
しかしそれはあまりにももったいない
教養、心身の「軽さ」の取り戻し方、
地位、お金、雑談、旅……
「先細り」「シュリンク」とは無縁の、
新しい発見と可能性を生み続ける日々をすごす
知的なヒントを・・・・
◆仕事をしすぎない工夫し、仕事の再編成を実行する
to doリストには、今日やるべきことだけ書き出す
明日できることは明日に回す
手帳にその日やるべきことをだけを書き出し
チェックボックスにチェックを入れる
会議の場など「省ける仕事は何ですか?」と問いかける
→とりあえず半年間省いてやってみる、支障があれば元に戻せばいい
◆仕事は常にシンプルにこなすことを考える
愚か者は簡単な仕事を複雑にする
普通の人は普通の仕事を普通にこなす
一流の人は難しい仕事をシンプルにこなす
◆小学校3年生の感性を思い出す
子供のように素直に感情表現する
喜び、悲しみ、楽しさ、という感情は感じたまま表現するべき
生き生きと表情に出す
それには声に出すことがポイント
小学3年生の声はとにかく大きい
◆エネルギーの足りない状態を「疲れ」
エネルギーが余ってる状態を「だるさ」という
「疲れ」と「だるさ」を混同しないこと
「だるい」からと体を動かさなければ
ますます「だるさ」が増していく
◆すべての興味、関心は柔らかい心と頭から生まれる
まず体から柔らかくする
肩を回して肩甲骨を柔らかくする
それから呼吸
意識して息をゆっくり吐き切り
意識して大きく息を吸い込む
◆「当たり前」から「ありがたい」へ
「ありがとう」の前段階に
「めったにない」「こんなことがあるの」
との「驚き」があるはず
すごいよ○○!
すごすぎるよ○○!
を口癖にする
◆バランス感覚と節度ある雑談力を意識する
嫌味を言わない
しつこくしない
節度と落ち着きがある
自慢話をしない
相手の話をよく聞く
◆人間関係を大切にする
クラス会、同窓会にはマメに顔を出す
◆本来のサポーターを目指す
ゲームは楽しむけれど、過度の感情移入はしない
自分とは違う人がやってること、どこかで冷めた目を持つのが大人の感覚
◆雑談力を意識する
世の中の動き、流行も知っておく
→勝手に決めつけず、自分の目と耳で確かめる
◆真善美を追求する時代
真:自然や宇宙はどうなっているか?などについて真理を追究すること
善:正しい生き方とは?人間としてどう生きるべきか?など生きることを追求すること
美:芸術の領域で、美しさとは何かを追求すること
【題 名:人生は「2周目」からがおもしろい】
【著 者:齋藤 孝】
【出版社:青春出版社】