アウトプットのブログ

「読書したらアウトプットしよう!?」1冊1000円程度の本から10%でも自分の内面が充実出来れば大満足!! 自分自身に100円貯金するつもりでアウトプットしていま~す ⇒ https://www.facebook.com/100doku/  私が思うアウトプットは、読書でのインプット(フレーズであったり、コメントであったり)を記述することであり、本の内容を説明することではありません。 本からのインプットは、読者の立場や状況によって違うのが普通であり、内容を説明することには意味が無いと思うからです(^^)v

【坂の上の坂】【コミュニティ編】

今回は【「正解主義」は止める編】【コミュニティ編】
と2つに分けてアウトプットしたいと思います

 

司馬遼太郎の名著『坂の上の雲』があります
明治維新から日露戦争の時代の日本人の心意気を描いた小説です

 

シリーズ累計で1900万部という驚異的な部数
どれくらい日本人に大きなインパクトを与えたのでしょう

 

日露戦争を戦った約百年前の平均寿命は
現代の半分だっと言われています

 

現代では多くの人が80代まで生き延びます
つまり50代から70代くらいまでの30年間は
単純な「老後」ではありません

 

坂の上にあるのは「雲」ではなく
「坂の上の坂」なのです

 

今を惰性のように進めたところで乗り切れるかどうか
「坂の上の坂」を上るには、そのための準備が、新たな心構えが必要なのでは

 

坂の上の坂

坂の上の坂

  • 作者:藤原和博
  • 発売日: 2011/11/22
  • メディア: 単行本
 

 

 

◆自分の優先順位をはっきり意識する

①自分の過去を整理し、どの方向に進みたいのか把握するため
 これはどうしても求めたいという「経済的でない価値」を
 具体的にリストアップする
②ベストスリーを選択する
③たとえ報酬が下がっても「これだけは失いたくないもの」を選択する


◆会社と個人との関係を3つの言葉で表現すると
 企業人、起業人、寄業人・・・

企業人
一般的な会社員のこと、
入社した会社に忠誠をつくし、異動したり、昇進したり

起業人
自ら新しい組織を作る人のこと
会社で培ったノウハウや人脈を生かし、全く新しい事業を立ち上げる

寄業人
組織とパートナーシップを保ちながら仕事する個人のこと
士業をはじめ、新聞記者や、テレビのディレクターなど


◆重要なのは会社や組織のビジョンや戦略を理解すること
 ⇒そこから、自分のやりたいこととのマッチングを模索する


◆外国人に理解できるよう、履歴書を書いてみる
①自分がやってきた具体的な仕事の内容と成果を記してみる
②自分のキャリアを総括して「何が売りか」抽出する
③個人的にやり続けている社会的な活動を挙げてみる


◆会社以外のコミュニティを早めに探しておく

勤めている間は、会社がメインのコミュニティで問題ないが、
じわじわと、サブのコミュニティをいくつか探しておくといい


◆「二人主義」の準備を始める

成熟社会のイギリスやフランスは個人社会では無い

どこにいってもパートナーと一緒に行動する
夫婦がワンセットで行動する、二人主義、二人社会

パートナーと一緒に行動する理由は「信頼関係づくり」
成熟社会では二人で行動することにメリットがある


◆相手を評価する尺度として重要なのが属するコミュニティの話題

たとえば、・・・
自分の所属する会社や仕事について
教会や学校等、地域社会やコミュニティについて
地域社会に、どう貢献しているか等について
⇒信頼度チェックの重要項目


◆必要なことは「会社」ではなく「社会」へ
 さらには「家族との人生」へシフトチェンジ


◆新しい視線の獲得は「坂の上の坂」を上る原動力

「社会的なものごと」への関心が
ビジネスや会社の軸からだけでなく
別の視点からも捉えなければならない

それが新しい行動へとつながり
これからを生き抜く重要な鍵になる


【題 名:坂の上の坂】
【著 者:藤原和博
【出版社:ポプラ社