私、読書のOUTPUTしようと思ってブログ書いてますが
「理科系の作文技術」は、
スゴク気になりますね~
どのように書けば
相手に伝わるのか?
納得していただけるのか?
すごく、すごく、気になります
さてさて、
どんなテクニックなのでしょうか?
◆読む相手を考えて書き始める
読者が誰であり、その読者はどれだけの予備知識を持っているか、
またその文章に何を期待し、要求するだろうかを、十分に考慮する
◆目標規定分のすすめ
主題を決めたら、自分は何を目標としてその文書を書くのか、
そこで何を主張しようとするのかを良く考えて、
それを一つの文にまとめて書いてみる
◆重点先行主義
結論あるいは「まとめ」の内容が「著者抄録」として
論文の冒頭や表題、著者名のなどのすぐ次に提出されるように
読まれるためには「内容の重心」を前にする
新聞記事のリードに学び、書き出し(リード)を読めば、
文書に述べてある最も需要なポイントが分かるように配慮する
◆説得目的の説明は順序を選ぶ
「説得を目的とする文章」の場合は
恣意性が含まれることになる
それだけ説明の順序の自由度が増し
順序の選び方によって説得の効果も変わってくる
◆明確な主張のすすめ
「この文は正確に言うと何を意味するのか」と自問する
◆「と思われる」ではなく、「と思う」と書く
仕事の文章を書くなら曖昧な責任回避的な表現は避けて
「自分は~と思う」「~と考える」と書くべき
◆ぼかし言葉を削る
「ほぼ」「約」「ほど」「ぐらい」
「多分」「ような」「らしい」
こうしたぼかし言葉を入れたくなったときに
それが本当に必要なのかどうかを吟味する習慣を確立する
◆事実を記述するときの3つの
①その事実に関して、書く必要があることは何かを十分に吟味する
(書く必要がないことは一言も書くべきではない)
②ぼかした表現に逃げずに、できるだけ明確に書く
③できるだけ名詞と動詞で書き、主観に依存する修飾語を使わない
◆「意見」の種類
推論(inferance):ある前提にもとづく推理の結論、または中間的な結論
判断(judgment):ものごとのあり方、内容、価値などを見極めてまとめた考え
意見(opinion):上記の意味での推論や判断、あるいは一般に自分なりに考えたり感じたりした結果、到達した結論の総称
確信(conviction):自分では疑問の余地がないと思っている意見
仮説(hypothesis):真偽のほどはわからないが、結果を見て判断するとして、仮に打ち出した考え
理論(theory):証明になりそうな事実が担当にあるが、まだ万人にそれを容認させる域には達していない仮説
◆「短く、短く」と意識する
まず、書きたいことを一つひとつ短い文にまとめる
それらを論理的にきちっとつないでいく(つなぎの言葉に注意)
いつでも「その文の中では何が主語か」をはっきり意識して書く
◆何度でも文を組み立て直し、疑いの目をもって読み直す
理解できるように書くだけでなく「誤解できないように」書くことが大切
◆読みやすさへの配慮
字面は白く:漢字とひらがなのバランス
受け身は減らし:能動態の文書
並記は予告:条件等は番号付けて並記を予告
【題 名:理科系の作文技術】
【著 者:木下 是雄】
【出版社:中公新書】