150万部超のベストセラーとなった
阿川佐和子さんの『聞く力』の第2弾
今回のテーマは、「叱る」
阿川佐和子さんが、
父親や仕事のボスに怒鳴られ続けた
60年を振り返り
「叱る」「叱られる」も
結局は「聞く」こと
大事なコミュニケーション
「叱る覚悟」「叱られる勇気」について、
阿川佐和子さん流の考え方を紹介しています。
「きっぱり、はっきり、しっかりと」
「親は嫌われる生き物」
「『いつもそうなんだから』は禁句」
「『最悪の経験』を尺度にする」
「『私、人見知りなんです』は甘え」など、・・・
◆新人がオジサン達と仲良くなれるこつを聞いてみた
「あなたはどうしてそんなにオジサン達と仲良くなれるわけ?」
「簡単ですよぉ、褒めればいいんですよぉ」
「褒めるって、何を?」
「なんでもいいですよぉ。ネクタイでも、靴でも、時計でも。いいネクタイですねとか、・・」
上司の心をつかむコツ・・・・
人は、ささやかな誉め言葉に弱い
「ここはいいな。ステキだな」という箇所が見つかったら
それを誉め言葉に変換してみる
◆「借りてきた猫」で叱る
か:感情的にならない
り:理由を話す
て:手短に
き:キャラクター(人格や性格)に触れない
た:他人と比べない
ね:根に持たない
こ:個別に叱る
◆人の言い分を聞くときは、・・・
その人がどこに依って立って発言しているか
誰に給料をもらって生きているか
を考えながら聞きなさい
→お説ごもっともなんて簡単に感動して帰ってこない
◆人は歳を重ねるにつれ、叱ってくれる年長の人間を一人づつ失ってゆく
◆各自の部屋からLINEで議論をすること について
何を変なこと言ってるんだろうとバカにされるのが耐えられない
自分の意見を否定されると、人格そのものを否定された気持ちになる
面と向かって意見をぶつけ合うのは苦手らしい
◆ゴルフ、麻雀、お酒
つい本性をあらわにしてしまう遊びは
人間関係を探るため、自分自身を知るため
欠かせないもの
◆電話をかけてなかなかつながらない、いくらかけても話し中の場合
「もしもし、今、よろしいですか。昨日の件ですが、・・・」
っと即、要件に入る
◆男はね、大人になるにつれて、どれほどの固唾飲んでいるかが勝負になる
◆女は話を親身になって聞いてもらえさえすれば気持ちがすっきりする
そこで、オウム返しの上級編(英語オウム返し)の紹介
「ねぇ聞いてくれる?3キロも太っちゃった」
「3キロ?そんなふうには見えないけど」
「そうなのよ。ちょっと本気で考えないとダメよねぇ」
「ダイエットか~」
「うん、走り始めようか思ってるの」
「お、ジョギングいいじゃない!」
【題 名:叱られる力 聞く力 2】
【著 者:阿川 佐和子】
【出版社:文春新書】