良くも悪くも、あなたの持ち物は重くなってはいないか。
大切にしていた「はず」のモノで、逆に心が押しつぶされそうになってはいないか。
だから、ビジネスも人生も「捨てる」ことからはじめよう。
「これから」を、病まないで生きるために。
堀江貴文が満を持して贈る「捨てるため」の本。
「捨てる」ことからはじめよう!
って、何かビビッとくるところがないでしょうか?
部屋も片付かないし、
物がどこに有るのかわからないし、
振り返って考えてみると
これは物だけの話じゃないですよね~
◆ほとんどのモノは、・・・
「大切」という幻想のパッケージにくるまれた不用品だ。
それらを失ったところで特に何ともない。まず、命までは奪われたりしない。
逆に、持ち主の決断や行動を縛りつけていることもある。
本当に大切なモノへアクセスするのに、障害となっているのだ。
断言する。
モノへの愛は、ほとんどは思い込みである。
あなたが愛しているほどに、モノの側は、あなたを愛していない。
モノに囲まれた偽の充足より、それを大胆に捨てて、
軽やかに走りだす爽快感を選んでみては
◆大学でこつこつ学んで卒業し、一流企業に就職することの価値感
頑張って日本で一番レベルの高い大学に入学したのに、
就職で他の大学を出た学生と一緒のスタートラインに並ぼうなんて・・・
バカでしかないでしょ?
◆水が低きに流れるように、自然に身を任せる
人は、みんなそれぞれ自分にとっての川を流れている。
僕もまた、僕だけの川のうねりを、流れている。
意識しているのは「自分の中の流れ」であって、他の人の流れとは関係ない。
未来は不確定性に満ちている。
まったく確実ではないから、未来は未来と言える。
力を抜いて、流れに身を任せるだけでいい。
そして目の前のことに、ただひたすらに熱中すること。
すると、人はいつの間にか、自分に合った仕事、人間関係、
自分があるべき場所へと、たどり着けると思う。
◆人間関係を捨てる
ステージごとに人間関係はリセットする。
しがみついているのは、むしろあなたの方かもしれない。
◆怒りをコントロールする
出来ないことに対して怒るのは正しい反応だと思う。
でも大事なのは、怒りを吐き出すことより、
怒りの理由をきちんと解析して、次の対処策に活かすことだ。
肝心なのは、改善と再発防止。
怒るようなこと自体が起きた場合、怒りはさておき、まずは反省すること。
そして次に活かす方法を考える。
大事なのは「はい次!」の精神だ。
◆許すこと
信用していたはずの相手でも、裏切るときは裏切る。
それは善悪の問題ではなく、人間だから、当然なのだ。
恨んだり憎んだところで、相手の気持ちは変えられないし、理解できない。
相手が本心では何を考えていたのか、少しもわからなかったし、
特にわかろうともしなかったけれど。
裏切られたときに、できることは、許す。それだけだ。
◆分かち合うこと
未来学者ジェレミー・リフキン(ドイツのメルケル首相のアドバイザー)
「いまから25年後には、多くの企業や消費者にとって、
所有というコンセプトは、限られた、古臭いものになるだろう」
アリストテレス
「概して、持つことより使うことに、はるかに大きな豊かさがある」
モノなんか捨てて、体験に飛び出そう。
◆こだわりを捨てて、リスクを他人と分け合う図々しさを持っていいのだ
必ず、誰かが、あなたを助けてくれる。
行動した人には、必ず手を差し伸べてくれるのだ。
裁判の後に、本当に多くのモノを失ったが、その代わり多くの新しい価値に囲まれ、
いま楽しく暮らしている僕が言うのだから、間違いない。
◆欲しいモノがはっきりしていれば、何だって捨てられる
「ファイト・クラブ」の一節より
欲しいモノがわからないと、本当には欲しくないモノに包囲されて暮らすことになる。
所有していたモノに、自分が所有されるようになる
すべてを失なったとき初めて、本当の自由が手に入る