赤い表紙に落合さんの熱いまなざしの帯
妙に気になって手に取ってみました
読めば読むほど
なるほど~、なるほど~、と
考えさせられる内容の本です
気になったら確認されてみてください
なんか心に思うことがあると思いますよ~
◆高度経済成長社会の終焉
大量生産型の工業社会→機械知能化された工業社会
車と違いスマホは高集積であり、作業工程での人間が関与が必要ない世界
◆「欧米」という言葉は使わない
「欧米」ではなく
米国、英国、ドイツ、フランスというふうに国単位で、
さらには、いつの時代なのか?
を明確にし議論をすべき
◆「ワークライフバランス」から「ワークアズライフ」へ
日本人は、古来、生活の一部として仕事をしていた
ずっと仕事の中にいながら生きている
そして、それがストレスなく生活と一致しているのが美しい
むしろオンとオフを切り分けたら
世界は幸せな状態ではなくなる
◆工業的な生産様式をITやイノベーションに向いた生産形式へと変える
今後、我々に必要なのは?
戦後に作られた精神構造を変形させ
システムや要素のテクノロジーの更新を
同時に行っていくこと
個々人のニーズに合った多様なものを
柔軟につくる生産形式が求められている
◆日本の良さ
フランス並みの歴史があり
中国並みの生産設備があり
アメリカ並みの金融市場がある国
まだまだチャンスはある!
◆イノーべーティブな日本の宗教
日本では、統治者と国が国策として宗教組織を生み出した
国が日本誕生についての神話を編纂し
イザナギ、イザナミという神の物語を編み
その子孫が天皇であるという神話の編纂を行った
このデザインが2000年近く続いているのは
非常にイノベーティブ
さらには、
国が神を設定したのにもかかわらず
天皇の一神教にならなかった
一神教ではなくとも
多くの日本人は天皇制が大切な文化だと考えている
◆中流マスメディアの罪
マスメディアによる価値観の統一や
トレンディードラマによる人生のサンプルの流布のせいで
日本人が目指す人生像が
とても画一的な凝り固まったものになってしまった
【題 名:日本再興戦略】
【著 者:落合 陽一】
【出版社:幻冬舎】