「文章を書く」とは、長い間の記憶から体験を引き出して描写することだ。
自分にはそんな特別な経験はないと考える人でも、うまい引き出し方さえわかれば書ける。
また、伝わる文章にしたいなら、くどくどと説明してはいけない。
とにかく描写せよ。細部に目をこらして描けば、真に迫る。
たとえばさびしい気持ちなら、「さびしい」と書くな。
さびしさを表わす「物」を描写してそれを伝えよ。
ベテラン記者で名コラムニストの著者がありきたりにならない表現法から、
書く前の構成メモ術まですぐ使えるコツをやさしく伝授。
続きは、・・・
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自分自身に100円貯金するつもりでアウトプットしていま~す
◆いい文章=「独自の内容」+「伝わる表現」
伝わる
すなわちよくわかるとは描写が具体的でイメージが鮮明にわいてくるとか
要領よくまとまっているので頭にすらすら入ってくるといったことのほか
内容が興味を引き、かつ面白く読めること
◆「思う」ことと「思い出す」ことの違い
原稿用紙に向かって何も浮かんでこないとき、いかに乗り切るか、最初の試練
その手立てとしては具体的に描写しやすく、かつ書き進めやすい題材がいい
それには「思う」ことより「思い出す」こと
ちなみに司馬遼太郎さんの「関ケ原」の書き出しは、・・・
「いま、憶いだしている」
◆自分自身の見方がをするための手立て
見方・視点は
「①納得」「②共感」「③驚き・不思議」の3つのファイルに分け
新聞や、雑誌、本に登場の人の話でそれに該当するものがあれば
切り抜いたり、コピーしてそのファイルに収めておく
こういう見方があるのか、と受け止めることで
物事のとらえ方のコツを学ぶことができる
◆人間って?生きるって?
人間というものの不思議を知る何よりの対象は自分自身です
あれも好き、これも好き、ああも思い、こうも思う自分
自分にとことんこだわるかぎり
百人に百人の意見や見方があって何の不思議もないことに気づく
◆眼で聴き耳で視る
五分間目を閉じて、耳を澄ましてみる
たった五分間に、まるで違った世界が感じ取れる
とりわけ聴覚というのは、身体への直接的な反応が強い
ですから生きている実感を覚えることだってある
◆「子ども性」を取り戻そう
子どもの文章にドキリとすることがある
そして、すっかり失っていた感覚にふれ
自分の中にある子ども性とか少年っぽさの再発見も必要かな
と思ったりするもの
◆「思う」と「考える」の違い
「思う」は胸の中で単純な、一つの希望・意志・判断を持つ
数学はむずかしいと思う
「考える」は、あれこれと比較した上で結論を出す
数学の問題を考える
【題 名:書くことが思いつかない人のための文章教室】
【著 者:近藤 勝重】
【出版社:幻冬舎新書】