アウトプットのブログ

「読書したらアウトプットしよう!?」1冊1000円程度の本から10%でも自分の内面が充実出来れば大満足!! 自分自身に100円貯金するつもりでアウトプットしていま~す ⇒ https://www.facebook.com/100doku/  私が思うアウトプットは、読書でのインプット(フレーズであったり、コメントであったり)を記述することであり、本の内容を説明することではありません。 本からのインプットは、読者の立場や状況によって違うのが普通であり、内容を説明することには意味が無いと思うからです(^^)v

【夫婦脳】


「妻のトリセツ」の8年前に発売された本

 

基本は同じ「脳」をテーマにした
男女の違いを解説しています

 

読んでみると、・・・・
面白いですよ~~~

 

細かな出来事をすべてことばにする妻に、
まとめて話ができないのか、と眉間に皺を寄せる夫

 

しかし、男性に比べ、
女性は感じたことが即ことばに上る脳のしくみを持っている

 

これは、家事や子育てをこなすために欠かせない能力

 

そんな違いを理解できれば、
ときめきの時代を過ぎた夫婦も、
お互いが愛しく思えてくるもの

 

脳科学とことばの研究者がパートナーたちへ贈る応援エッセイ

 

 

◆互いの感情を察し合って共感し合うのが
 女性脳にとってのコミュニケーション

女性脳は、男性脳に比べ、右脳と左脳の連携がいい
そのため、感じたことが即言葉になる脳

だから、自分の身に起こったとりとめのない出来事を会話にして垂れ流す
今、口にしている料理の味
さっき、店の前で転びそうになった話
今朝、寝坊しそうになった話等々

受ける相手は、ただただ共感して受け流せばいい

「それは何の話?」「結論から先に言えないの?」等、
勝手に問題解決しようとしてはいけない


◆1日30分の優しい沈黙が必要な男性脳

男性脳は、右脳と左脳の連携が頻繁でなく
それぞれの半球を局地的に使う癖がある

「感じたことをコトバにする」際には
右脳のイメージ処理の段階で
事象を整理してからコトバに変える

だから、結論からものを言えたり
事象を簡潔にまとめて表現することが得意


◆なじる人は傷ついている
 まずは、その傷を癒す、言い訳も説得も、そのあとに、・・・・


◆女性は、放っておくのが一番のモチベーションUP法

女性チームに最大のパフォーマンスを出させようと思ったら
「好きにやりなさい。責任は俺がとる。」

しかも、経過を付かず離れず、暖かく見守る姿勢
放っておき過ぎると「わかってくれない」と言い出す


◆五十代半ば、ヒトの脳は、連想記憶力を最大にする
 ものごとの本質や、人の資質を見抜く力

孔子論語で「五十而知天命」

五十代半ばの脳は「十の事象のうち二しか見えない」脳
余計なものが見えないので迷いが無い

物事の本質が面白いように見え
自らの資質を知る


◆「物忘れ」は脳の大事な進化

四十歳直前になると誰の脳にも「物忘れ」が始まる

脳は単純記憶力を連想記憶力にシフトしていくにあたり
余分な記憶をリリースする

忘れてもさほど人生に影響を与えない
あまり使わない慣用句などを忘れてしまうのは老化ではない

物忘れが始まると余計なものに翻弄されないので
人は惑わされなくなる


◆脳の進化

四十代:「十のうち十」を見ていた数を減らしていく工程
五十代:本質を見抜く状態。「自分の本質」を知るにすぎない
六十代:人の言うことがすとんと腹に落ちる「他者の本質」も見抜く
七十代:無邪気にふるまっても、道を間違わない


◆自己愛の時代の矛盾
 三十そこそこで「自分を見つめろ」と言われても
 何も出てこないのが普通

「自らを真に客観視して、人生の使命を知る」のは
連想記憶機能がピークを迎える五十代の半ばにならなきゃ難しい

ビジョンや夢や「好き」は身のうちから三つて溢れるものである
人に強要されて、絞り出すものじゃない


◆一流のリーダーとは自然で気持ちいい存在

あるべきところに物事を納め
流れに逆らわず、かといって流されない

流れを先に読み
次の流れを自ら創り出す


◆本当に脳の働きがいい人は「運がいい」と言われている

「流れを先に読み、次の流れを創っている」ことに
一般の人は気が付かないから


◆妻を何と呼ぶべきか?

「部分(パートーナー)」と呼ぶよりも
「上(かみさん)」と呼ぶ方が、教養ある日本男児なのでは

 

【題 名:夫婦脳】
【著 者:黒川 伊保子】
【出版社:新潮文庫